PTAとはなにか
子どもたちを取り巻く教育環境は大きく様変わりし、多くの課題が指摘される中で、家庭、地域、学校に関わり、三者を結ぶかけ橋としてPTAの役割が高まっています。
地域(学区)単位のものから、市町村単位、県単位のものまで、様々なPTAが積極的な活動を展開していますが、PTAとはどのような団体で、どのような役割を担っているかは、意外に知られていないかと思います。
「PTA」とは・・・
PTAは、英語のParent-Teacher Associationの頭文字をとったもので、日本では「父母と先生の会」と訳していますが、今日では、英語の略語「PTA」が一般的になっています。
この名称からわかるように、PTAは、保護者と教師で構成され、両者が対等の立場で学習し、自己を高めていく団体といえます。
PTAは、青少年団体や婦人団体などとともに社会教育関係団体の一つとして数えられ、その中でも最も多くの会員を持つ代表的な成人教育団体です。
PTAの目的
児童憲章(昭和26年5月5日)では、「児童は人として尊ばれる」、「児童は社会の一員として重んぜられる」、「児童は、よい環境のなかで育てられる」とうたわれています。
PTAの目的は、この精神を教育の現場に生かし、教育の民主化の徹底を図り、子どもの健やかな成長を促すことにあります。
昭和42年の文部省社会教育審議会の報告「PTAのあり方について」では、PTAの目的を「PTAは、児童生徒の健全な成長をはかることを目的とし、親と教師とが協力して、学校および家庭における教育に関し、理解を深め、その教育の振興につとめ、さらに、児童生徒の校外における生活の指導、地域における教育環境の改善、充実をはかるため会員相互の学習その他必要な活動を行う団体である。」と述べています。


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